現地からのレポート

環境学習

平成24年度 第二回 南信州自然塾インストラクター講座開催報告(4/26)

平成24年度 第二回 南信州自然塾インストラクター講座開催報告(4/26)

2012年05月29日
「環境学習・自然散策」に関するレポート

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前回に引き続き4月26日、第2回講座が参加者8名において
現地講座が開かれました。
天候の悪い中ではありましたが、今回は下伊那南部地区から愛知県の
津具地区及び下伊那西部地区を巡ります。
最初に下伊那南部で勢力を誇った、下條氏関係の地を研修しました。
城の北側を鎮護する龍嶽寺と大山田神社を見学しました。居城の吉岡城址に
移動し城下に残る枡形等確認しながら講師の説明を受けました。

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その後は阿南町の新野にあり、「愛宕様の小彼岸櫻」と言われている櫻を見学しました。
樹齢350~400年といわれる櫻は丁度満開で素晴らしいものでした。
横の神社の脇には山犬信仰を物語る山犬の形をした石碑を見る事も出来ました。

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続いて愛知県・津具地区に向かい、南北朝時代の尹良親王を祀る川宇連神社
に着きます。
後醍醐天皇の孫である親王の立派な像が目を引きました。
大鹿方面の宗良親王との関連を含めて、講師の説明を受けながら見学致しました。

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長野県に戻って国の「天然記念物」に指定されている、月瀬地区の大杉を見学します。
樹齢1,800~2,000年と伝わる巨木で、周囲が13.8mとの事です。
その巨大さに圧倒されました。

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この後は、根羽村の横旗にある信玄塚に向かいます。この地名は信玄が
死去した時に、御旗を横にした為だと伝わるようです。
その由来からはここに信玄の供養塔が存在するのも納得がいきました。

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続いて阿智村に入って、尹良親王の墓所となっている浪合神社を訪ねます。
宮内庁から明治天皇の勅使が訪れた記念碑もある神社です。
親王の墓所となっている全体を柵で囲まれ、門には菊花紋章が輝きそれを示していました。

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最後に阿智村中心部の長岳寺を訪問します。武田信玄を火葬にしたと伝わるお寺です。
雨天の中ではありましたが、自然と武田信玄及び尹良親王関係の歴史をしっかり学習した
1日となりました。

Staff Y.T

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