現地からのレポート

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南信州の文化人シリーズ ~田中芳男の功績を知り、美濃久々利の地に千村陣屋を訪ねる~(4/20)催行報告

今回は大阪万博の開催に合わせ、日本の博物館の父とも称される田中芳男をテーマに、飯田市内のみならず、久々利の地まで足を延ばしました。青木隆幸先生に丸一日帯同して頂き、その貴重な資料と解説を交えた充実した一日となりました。

朝は飯田市美術博物館に訪れ、最近寄贈された膨大な量の田中の資料の一部を拝見しました。先生の解説を聞きながらの贅沢なひと時です。田中芳男が如何に勉学に勤しむ生涯を送っていたかが良くわかりました。田中が残した平果(りんご)と蜜柑(みかん)の書と絵は味わい深いものがありました。

博物館を後にして、次に訪れたのが旧中荒町、田中が暮らした千村陣屋のあった場所です。今往時を語るものは何も残されていないのですが、飯田のシンボル“風越山”は田中も仰ぎ見ていたことでしょう。そのままりんご並木を通ってランチはTESSHIN。特別にりんごを使ったデザートを加えたセットを召し上がっていただきました。

昼食後は一路久々利の地へ向かいます。東海環状道路を使って1時間程で到着しました。可児郷土歴史館に訪問の連絡を入れておいたところ、下見の際にもご対応頂いた学芸員の方が気を利かせて、地元のボランティアガイドの方を呼んでおいて下さり、千村氏の菩提寺である東禅寺、久々利の町並みをしっかりご案内して頂きました。久々利の町並みは風情があり、道路も鍵の手や枡形がそのまま残されています。当日はちょうど春の例祭と日が重なっていて、2台の山車も見ることもできました。

今回は10名の方々と共に好天に恵まれた学びの旅になりました。皆様ありがとうございました。

Staff GON

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