現地からのレポート

期間限定

名古屋発着 武田信玄狼煙リレー見学と下條氏の足跡を訪ねる旅(8/31)催行報告

名古屋発着 「武田信玄狼煙リレー見学と下條氏の足跡を訪ねる旅」(8/16~17)催行報告
「期間限定」に関するレポート

今年一回目の山城ツアーは、初めて「武田信玄狼煙リレー」の見学を組み込みました。
ギリギリまで心配された天気にも恵まれ、大島城での狼煙上げも予定通りに行われることとなりました。

名古屋駅から大島城へと向かう道すがら、26名の参加者の皆様には、自己紹介や今回のツアーに期待していることを話して頂きました。中には全国350城を訪れた方、現存十二天守を踏破された方、地元の城ガイドをされている方など、お話を聞くにつれ、このツアーへの期待がひしひしと感じられました。他にも狼煙を作る体験をしてみたいという意見もあり、とても参考になりました。

大島城には予定より30分近く早く着き、案内役の、松川町教育委員会OBで、大島城の発掘調査も手掛けてきた酒井さんから、築城にまつわるお話を最初に伺い、この城のシンボルの三日月堀を見ながら、いざ狼煙が上がるのを待つ主郭へと進みました。

前のリレー順の城山の狼煙が上がったのを確認して間もなく、大島城でも瞬く間に天に届くような狼煙が上がりました。次に控える陣馬形山からもじきに狼煙が上がりましたが、この間僅か10分にも満たない出来事でした。新幹線よりも早い伝達速度であったろうという話も頷けますね。終わりに酒井さんから、狼煙の仕組みや目的などについてのお話を聞き、大島城を後にしました。

松川町の直売施設「もなりん」でのショッピング、下條村の道の駅そばの城での昼食と、その後も順調に行程が進み、午後は下伊那の豪族下条氏の菩提寺である龍嶽寺を訪ね、地元の歴史研究家の原さんから、下条氏についての講義、龍嶽寺に伝わる徳川家康から下条氏に送られた15通もの書状の写しの説明を受けました。

講義の後は、吉岡城祉とそれに連なる旧城下町を、原さんの案内で巡りました。500年以上も昔に、人力で作ったとは思えない巨大な堀切、今の世に至るまで人が住み続け、往時の遺構が残る旧城下町の様子、今も伝わる戯れ歌など、地元の方であればこその案内に耳を傾けながらのひと時でした。

最後に、武田信玄の火葬場として知られる、阿智村の長岳寺を訪れ、お寺の方からのご説明、信玄の兜の前立てなどの宝物を拝見して、無事に南信州での行程を終えることができました。ちなみに、今回のバスドライバーの方のお名前は「徳川さん」でした。不思議な縁を感じながら、皆様とは長岳寺でお別れしましたが、その後、19:00過ぎに名古屋駅到着との報が徳川さんから入りました。朝早くの集合から長い一日大変お疲れ様でした。

 

11/24には今年2回目の山城ツアーを企画致します。また皆様と再会できることを楽しみしています。今回参加できなかった方も是非ご検討ください。

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