山岳文化伝統の会とは

南アルプスの美しさを後世に継承する

赤石山脈最南部の山々は、いまだ未知の幽邃(ゆうすい)な森林に被われた渓谷が潜在し、大自然の神秘と生命が宿っています。その複雑で立体的な荘厳さに浸(ひた)れる山々は他にありません。足元から目前に迫る大木や苔生した大地、息衝くすべてがすばらしい景観といえます。だからこそ、エコツーリズム登山の最先端システムをこの地に根付かせ、自然との共生、保護の世界的メッカにしたいと考えます。すべて徒歩、テント泊、最小限の持ち込みとゴミ、排泄物の運び下し。ヒトは自然の一部です。

~太古の原風景に置いてくるのは ‟足跡のみ”~

活動報告

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目的と具体的な活動

南アルプスの山岳文化の振興並びに山岳の活用による地域振興に関する活動を行うことにより、広く南アルプスの歴史的、文化的、自然的価値を地域住民に啓発し、その価値を高め、多くの人々に楽しんでもらうことを目的とし次の事業を行います。

1
南アルプスの歴史的価値の啓発

・南アルプス国立公園南深部の世界的価値、ライチョウとハイマツ、氷河地形、高山植物との共生、保守
・ユネスコエコパーク、ジオパークの活動と連携した広報
・動植物、地質などの自然観光資源の系統的な整理と分かりやすい伝達手段の開発

2
地域の山岳文化の継承と新たな価値の創造

・飯田山岳会のシャルバチョムと登頂60周年記念シンポジウム(既実施)
・地元山岳画家と山岳写真家の展示会(既実施)
・ウォルター・ウェストン、深田久弥等の登山足跡の調査・確認
・かつて存在していた登山道の復旧による登山環境の整備

3
新しい登山形態の提案

・異常気象に左右されない持続可能な登山環境の整備(森林鉄道軌道敷の登山道として整備)
・密にならない個人テント泊ができるためのテント場の整備とレンタルテント等の確保
・生物多様性を損なわないための入山者に守っていただくルール策定とモニタリング事項の検討、化石燃料を減らす省エネ・温暖化対策の提言
・ルート標識の整備、ガイドブックやリーフレットの充実化
・水場の探索と確保整備
・携帯トイレとトイレブーステントの実践準備

4
南アルプスビジターセンター
「山の停車場」設立に向けた研究

・将来的な梨元停車場の利用の飯田市との研究
・ビジターセンターを拠点とする地元のプロガイドの養成や地産地消の登山食の開発
・年齢を問わず自然教育の場として多くの講座を設け、地域のコミュニティの中心にする構想
・登山基地としての役割(仮眠所、食堂、山用具レンタル・ショップ)の研究

5
その他理念の達成に必要な活動

・情報発信  ホームページ、SNSなど   マスメディアへのニュースリリース
インバウンド対策

将来イメージ

ビジターセンター レンタルテント場 山頂

1日目

入山時オリエンテーション
(ルール説明、モニタリング協力依頼)
靴底洗浄水槽で外来種を遮断
携帯トイレと持ち帰りパックは必携
食糧は地産地消で
水は自身が運ぶ
将来は装備レンタルショップを設置

2日目

登山中はルールを守り、モニタリングに 協力する
し尿処理、ゴミ持ち帰りで自然保護に寄与
安全で無理なくゆっくり楽しむ

3日目

ゴミと携帯トイレは回収ボックスで回収
モニタリング結果をレポート
靴底洗浄水槽で洗浄
登山時の疑問点などにガイドが回答
(植物・動物・鳥類・蝶などや登山コース)

置いてくるのは「足跡」だけ!

会の役員

代表理事 前澤憲道
理 事 木下博史
理 事 伊藤康徳
顧 問 大蔵喜福

団体概要

名称 一般社団法人南信州山岳文化伝統の会
所在地 長野県飯田市育良町1丁目2番地1(現地事務所:飯田市南信濃木沢811 旧木沢小学校内)
創立年月日 令和2年3月31日
代表理事 前澤憲道
事業内容 南アルプスの歴史的価値の啓発、地域の山岳文化の継承と新たな価値の創造、新しい登山形態の提案、南アルプスビジターセンター設立に向けた研究、その他目的の達成に必要な活動 等
開示情報 定款(PDF)コンプライアンス及び内部通報に関する規程(PDF)リスク管理規程(PDF)経理規程(PDF)情報公開規程(PDF)文書管理規程(PDF)

入会方法

メール又は郵送にて入会申込書を送付の上「入会金」と「年会費」をお納めください。

お申込書PDFダウンロード

送付先
〒399-1401 長野県飯田市南信濃木沢811
電話
大蔵喜福(090-4963-9271)  又は  原 一樹(090-7705-9025)  迄