会の活動

登山道としてリニューアルした遠山森林鉄道の「お試しトリップ」

梨元停車場に集合して日程の確認
  • 令和2年10月17日に開催
  • 修復が完成し登山道として使用可能となった旧遠山森林鉄道軌道敷。
  • これを地元の観光等の事業者に実際に歩いていただき、今後の遠山郷の観光資源としてどう活かしていくのかを考えるため実施しました。
島畑さんのマイクロバスで須沢まで移動、いざ出発です。
ながとろの橋で遠山森林鉄道の歴史のレクチャーを受ける

・このルートには三つの橋と五つのトンネルがあり、最初に迎えてくれるのが「ながとろの橋」。

・まだ紅葉には早かったですが、広葉樹林に囲まれ、その時には素晴らしい景色が橋の上から見られそうです。

加加良橋を渡ります

・ここまでの道中にあった倒木は9月19日の作業できれいに片づけられ、問題なく通行できます。

第1トンネルに到着、手掘り感が凄い

・待っていました。ここまで須沢から1時間20分の歩行。

・昭和19年に完成したこの区間(梨元~北又渡)。しかも短期間で完成。いったいどのようなご苦労があったのか、しのばれます。

第3トンネルの入り口
第3トンネルの入り口、少し先日の雨で水がつかってますが、通行はできます。

・この間、軌道敷が完全に遠山川に抜けてしまったところは「たかまき登山道」をつくり通行できるようにしています。その7月の作業の様子はこちら

7月24日の作業。第3トンネルの手前です。
大野の沈下橋を渡ります。少し紅葉が見え始めます。ここまで歩き始めてから1時間50分。

森林鉄道では全国にここにしかないと言われる「沈下橋」。水量が増した時にはオーバーフローすることが前提なので、「欄干がない!」。橋と川と山のコントラストが鮮やかです。

第4トンネルの入り口
第5トンネルの入り口。最後のトンネルです。ここまでの所要時間は2時間10分。
予定していた駐車場ではなく、雨を避けトンネル出口で「遠山名物・ジンギスカン」

イベントに参加した観光協会、ゲストハウス、宿泊施設、自治会の役員の方々からは次のような感想が寄せられた。

 「歴史ある人の営みと林鉄、想いを馳せて歩くのもいいな」

 「自然観察路として一般観光客にも楽しんでもらいたい」

 「終点から遠山川を川下り、セルフラフトで!若者にはウケそう」

 「休憩場所が欲しい」

 「楽しめる時期、花の開花など工夫するのもいい」

国道152号線から歩いて日本百名山(聖岳、光岳)を目指せる登山道としてだけでなく、ここだけでも十分な観光名所となりうることが確認できた「遠山森林鉄道のお試しトリップ」でした。

関連記事一覧

検索